リボ払いの罠:¥50万が¥150万になる仕組み

カード会社が計算してほしくない数字

クレジットカード会社はリボ払い(最低返済額)が大好きです。返済期間をできるだけ長引かせ、利息を最大限に回収できるように設計されているからです。

¥50万の利用残高を年利15%で最低返済額だけ支払った場合を見てみましょう。

  • 月々の返済額: 最初は約¥10,000、徐々に¥5,000まで下がる
  • 完済までの期間: 10年以上
  • 支払利息の合計: 約¥50万以上
  • 支払総額: 元の¥50万が約¥100万〜¥150万に

元金の2〜3倍を払うことになります。カード会社はにっこりです。

なぜ最低返済額は罠なのか

最低返済額のほとんどは利息に消えて、元金はほとんど減りません。¥50万の残高で年利15%の場合、月¥10,000の返済のうち約¥6,250が利息です。元金を減らしているのはわずか¥3,750です。

残高がゆっくり減ると、最低返済額も下がります。すると元金への返済はさらに少なくなる。残高はほとんど動きません。これは偶然ではなく、仕組みです。

対策:最低返済額より多く払う

少しの増額でも劇的な違いが出ます。

  • 最低返済額のみ(約¥10,000→¥5,000): 10年以上、総額¥100万超
  • 毎月¥20,000固定: 約3年、総額約¥65万
  • 毎月¥30,000固定: 約2年、総額約¥58万

月¥20,000に増やすだけで、¥35万以上の節約と7年以上の短縮になります。この毎月の¥10,000の追加は、あなたができる最高のリターンの「投資」です。

雪だるま方式 vs 雪崩方式

複数のカード残高がある場合の戦略です。

雪崩方式: すべてのカードで最低額を払い、余剰分を金利が最も高いカードに集中。利息の総額を最小化します。数学的に最適です。

雪だるま方式: すべてのカードで最低額を払い、余剰分を残高が最も少ないカードに集中。小さな達成感が得られ、モチベーションが続きます。心理的に最適です。

どちらも有効です。続けられるほうを選びましょう。

投資の前に、まず借金を返す

年利15%のリボ残高がある状態で年利5%の投資をしても、差し引き年10%のマイナスです。まずカードの借金を完済しましょう。これが人生で得られる最高の確定リターンです。

返済スケジュールを見える化する

当サイトのローン返済シミュレーターで、残高・金利・返済額を入力してみてください。返済方法の違いが完済日と総コストをどう変えるかが一目でわかります。

自分で試してみる?
インタラクティブシミュレーターを開いて、自分の数字で計算してみよう。
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